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インポートするファイルは,以下の例のように,<text>タグで囲んで記述する.
<text id=1;checked=1>
奈良<u1 id=u111>先端</u1>科学技術大学院大学
<t1 id=t1_1;comment=コメ ント>奈良</t1>先端科学技術大学院大学
奈良先端科学技術<s1 id=s1_1;ln=t1_1>大学</s1>院大学
</text>
textの属性として idをつける必要がある.これは文字列でも構わない.
レコードの属性は textタグの中で指定する.タグの属性は各タグの中で指定する.
属性は ``;''で区切って列挙する.
属性と値は=(イコール)でつなぐ.スペースを入れてはいけない.
属性,または値に:(コロン)を入れてはいけない.
インポートする XML中のタグには,idと lnの属性を付与することができる.
idと lnを組み合わせて使うことにより,リンク関係を指定できる.
link先タグにおいて,ln属性が示す idが無い場合,その link先タグは付与され
ない.link先タグでなければ,ln属性が示す idが無くても付与されるが,意味は
ない.
link先タグにおいて link先の idが指定されていない場合は,
最後の link元タグにリンクすることになる.
コメントのように属性値に空白が入る場合でも,""は必要ない.あっても問題ない.
タグ名の左にあるチェックボタンにより,
使用するタグを選択することができる.
選択することで以下の操作が可能になる.
ファイルに保存する時は,選択していないタグの情報も保存される.
タグの付与は以下の操作で行なう.
- (1)
- タグを付与する範囲を指定
- (2)
- タグを選択
(1)は,マウスでドラッグするか,または Shiftボタンを押しながらカーソルキー
を押すことにより行なう.
(2)はタグのボタンを押すか,タグに割り当てられたキーを押す.
すでに付与されているタグと同じ領域にタグを付与する場合は,
その領域内にカーソルを置き(2)をするだけでよい.
タグは重なっていても交差していても構わない.
タグが重なっている場合,設定ファイル内で設定された順序により表示順序が決
まる.
ポインタを置いた場所にすでに付与されているタグの領域に指定したタ
グを付与する.
ポインタを置いた場所に複数のタグがあった場合は,先に付けられたタグの範囲
が優先される.
文字色,背景色,キーバインド,初期状態,を設定できる.
タグの消し方には以下の 2つの方法がある.
- 範囲指定をせずに Control-rを押す.
カーソル上にあるタグが消える.
選択しているタグだけが消されますので,特定のタグだけ消したい場合は,
消したいタグだけを選択しておいて Removeボタンを押す.
- 設定ファイルで,ツール上のボタンをタグの消去に設定することにより,
そのボタンで特定のタグのみを消去できる.
タグの除去のキーバインドはデフォルトでは Control-rになっている.
設定ファイルを編集すれば,好きなキーバインドに変えられる.
リンク元のタグを消すとき,もしそのタグにリンクしているタグがあったら
警告する.
そして了承が得られたら,リンクしているタグも同時に消す.
IDに直接 IDを指定することでジャンプする.
IDには文字列として扱っているので,文字列が含まれていても構わない.
テキストを検索できる.
検索は現在見ているレコードから開始されます.したがって,全体から検索する
場合は最初のレコードを表示させた状態で検索する必要がある.
画面を分割できる.
「外界照応」など,テキスト中にはリンク先を表わせないような関係を付与する
場合に便利である.
一画面にすべてのテキストが収まる場合は,この機能は必要ないが,スク
ロールが必要なほどにテキストが長くなった場合,テキストの先頭に
「外界照応」などのダミー文字列を置き,画面を分割することで効率的にタグ付
けができる.
リンク関係を付与できる.
チェックボタン形式の属性と,テキスト形式の属性をふることができる.
テキスト形式の属性では,改行は許されていない.
これらは設定ファイルに記述することで使えるようになる.
入力するファイルに記述されている必要はありませんが,その場合でも
出力ファイルには記述される.
tgrファイルに直接属性を記述する時は,属性TAB値と記す.タブの代わり
にスペースでもよい.値にタブやスペースが入ることは許されている.タブが入っ
た場合,スペースに変換される.
編集-再表示で画面上のテキストを再表示する.
現在の使用ではテキスト画面に文字を入力できてしまうので,間違って
入力した場合などには再表示すると元に戻る.
デフォルトのキーバインドは Control-l
編集-元に戻すで undoができる.
現在はタグの編集(追加・削除含む)をレコード毎に記録している.
そのため別のレコードに移ると前のレコードに関する undoはできなくなる.
デフォルトのキーバインドは Control-z
レコードを編集した後にレコードを移動すると,file.tgr_backというファイル
にバックアップされる.
設定ファイルにより,オートセーブを行うかどうかを設定できる.
Tetsu
平成18年3月14日